昨夜、「今度からセブンイレブンには歩いていこう」と言ってきた七歳の息子。
何のことか聞くと、
「近くは歩いて、車は遠くだけにしないと肌とかがボロボロになるんだって」とのこと。
ますます訳がわからない。
さらに聞くと「ドラえもんにそう描いてあった」とのこと。
それで分かった。
きっとCO2問題かつオゾン層破壊のことなのだ。
あーなるほど。
五十年前の子どもたちは未来予想図をワクワクして見ていただろうに、
(ぼくの子ども時代も含めて)
現代の子どもたちにとって未来は失われていくものなのだ。
生への祝福などはない世界。
呪いといってもいい。
『もののけ姫』のアシタカで描いていたように、
生きるとは呪いを背負ってそれでもなお前を見つめることなのだ。
この視点を宮崎駿は繰り返し発言していた。
だからこそ、「この世は生きるに値するという映画を作るのだ」と。
そんなことを息子からの一言で思いつつ、
「じゃあ、明日セブンイレブンに歩いていって、おやつを買おう」と約束すると嬉しそうに頷く息子。
そして今日、気持ちいい風の中、歩いてセブンイレブンへ。
前を歩く息子の背を見ながら、
君たちの世代はこれからもっと大変だけど挫けず生きていくんだぞと思う。
しかし、息子の主旨は車を無駄に使わないということであって、
おやつは関係なかったのになーと若干腑に落ちない気持ちになりつつ、
セブンイレブンで子ども三人分のプリンを買うのであった。