2013年2月5日火曜日
マフラーのように。
深夜、帰宅したら一枚の葉書が届いていた。
まだお会いしたことのない友人、
デザイナーの小林真紀子さんからの寒中見舞いでした。
肉厚でちょっとクリーム色かかった紙にマフラーのイラストが大きく描かれ、
裏には万年筆のような青いペンで丁寧に書かれたシンプルなメッセージ。
立春でも夜はまだ寒く、
家族も寝静まった家は冷え切っていたのだけれど、
ぼくはとってもうれしくなった。
なんていえばいいんだろう。
思いがけない贈りものみたいな。
ちょうど読んでいた吉田聡の傑作自伝漫画『七月の骨』五巻にあった
「漫画を描くのは読んでくれた人に自分の時間を差し出すことだ。贈り物のように」
という台詞を思い出した。
ぼくは小林さんとtwitterやfacebookでしかお話したことがないのだけど、
深夜にぼくの手の中にあった葉書はとっても近しいものだった。
きっと小林さんは家族やお子さんが寝静まってからの自分の大切な時間を使って
デザインを考えたり、紙を選んだり、試し刷りしたり、せっせと文を書いてくれたのだ。
丁寧に。
ちょっとわくわくして。
小林さんの日々の暮らしのいくつかの時間。
この葉書はそれらを編んで紡いで生まれたんだろう。
少しずつ、丁寧に。
あたたかいマフラーのように。
「こんな葉書をもらったよ。いいでしょう」と上司(四十代女性)に見せたときに
「わーいいね。友だち?」とたずねられ、
ぼくは「うん。友だち。まだ会ったことないけど」と答えた。
まだお会いしたことないけれど、
ぼくは小林さんのことを友だちと思おう。
だって、きっと小林さんだってそう思っているもんな。
そんな風に思った一枚の葉書でした。
小林さん、ありがとう。
ぼくも書きたくなりました。
小林さんのサイトはこちらです。
http://www.h-cozuchi.com/
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